むくみの原因は水分の〇〇!?
脚のむくみにお悩みの方で多いのが、「普段から水をあまり飲んでいない」というケースです。
むくみは、水分が皮下に溜まってしまうことで起こるため、
あまり水分をとらないほうがむくみの予防になりそう!
と思ってしまいがちですが、実はまったくの逆なんです。
むしろ、体内に必要な水分が足りていないと、むくみが引き起こされてしまいます。
身体は、水分が足りないと感じると、今ある体内の水分をそれ以上減らさないために、排出を抑制し溜め込もうとします。
しかし、その時に溜め込まれる水分というのは、本来は尿として排出されるはずだった老廃物まじりの古い水です。
その古くなって汚れてしまった水分が体内に留まり続けると、やがて重力の影響で下半身へと降りていき、脚をパンパンにむくませてしまうのです。
むくみを予防するためにも、水分補給はとても大切です。
むくみだけじゃない水分不足のリスク
水分が不足してしまうと、むくみ以外にも様々なリスクがあります。
老化が進む・シワが増える
肌に水分が足りていないと、乾燥してしまうのはもちろん、シワも増えてしまいます。
肌の正常なターンオーバーのためにも、水分はとても重要なのです。
実は老化の原因の一つは「水分不足」。
年齢を重ねるごとに、体内の水分量はどんどん減っていくため、適切な水分量をきちんととれているかどうかが老化のスピードを左右します。
疲れやすくなる
水分が不足してしまうと、血液もドロドロになってしまい、血流が悪くなります。
すると、細胞への水分供給も不足してしまい、いつの間にか脱水状態に。
結果、細胞がうまく働けずに、疲れやすくなったり、様々な不調につながってしまいます。
頭が重くなる
上記にもありますが、水分不足による血流の悪化から、脳への血流も足りなくなり、頭が重くなってしまったり、頭痛が引き起こされてしまうことも。
なんだか頭が回らないな…と感じたら、水分不足を疑ってみて下さい。
病気にかかりやすくなる
水分不足が引き起こす病気の代表と言えば「熱中症」がありますが、それ以外にも恐ろしい病気につながってしまうことがあります。
水分不足で血液がドロドロの状態が長く続いてしまうと、血栓ができやすくなり、「脳梗塞」や「心筋梗塞」のおそれがあります。
また、「尿路結石」や「高尿酸血症」、「エコノミークラス症候群」のほか、「便秘」や「うつ病」も水分不足が原因の一つと言われています。
代謝が悪くなる
水分不足から血流が悪くなることで、代謝も低下してしまいます。
代謝が低下してしまうと、老廃物は溜まりやすくなり、脂肪は燃焼しづらくなり、汗もかきづらくなります。
ダイエットにおいては深刻なデメリットと言えますね。
機嫌が悪くなる
マサチューセッツ州メドフォードにあるタフツ大学が行った研究によると、水分不足の状態のグループと、十分に水分が足りているグループとで比較したところ、水分不足のグループのほうが怒りや緊張、混乱や抑うつを訴えやすくなったそうです。
精神的な不安定さは、水分不足による体調の悪化のサインだと言えます。
水をしっかり飲むだけで気持ちを安定させられるのであれば、常に水分補給できるようにしておきたいですね。
一日に摂取すべき水分量
一日の内で摂取したい水分量の目安としては、1.5ℓ~2.0ℓです。
これは、お茶やジュースなどではなく、純粋な「お水」として摂取してほしい量になります。
普段あまり水分をとれていないと感じる方は、まずは1.5ℓを目標に、お水を飲めるようにしていきましょう。
また、水分補給の際の注意点としては、一度にガブ飲みしないことです。
1時間にコップ一杯程度を目安に、なるべくこまめに補給するように心がけて下さい。
まとめ
人間の身体の60%は水分でできている、とよく言われますが、年齢とともにその割合は減っていき、老人になると約50%にまで低下します。
老化の予防は、水分の割合をどれだけ保っていられるかにもかかっています。
日頃からしっかりと水分補給をして、いつまでもハリのある若々しい身体をキープしていきましょう!