遅くなった日の、体に優しい夜ご飯の選び方

忙しい毎日、気づけば夜ご飯の時間が22時を過ぎてしまった…なんてこと、ありませんか?
本来なら夕食は夜8時までに済ませるのが理想。でも、現実はそううまくいかない日もありますよね。

今回は、夜遅くなってしまったときでも、体に負担をかけない食事の選び方についてお伝えします。



食事のタイミングと体のリズム

ナチュラルハイジーンという生命科学では、私たちの体には以下のような自然のリズムがあるとされています。

  • 朝4時~昼12時:排泄の時間
  • 昼12時~夜8時:栄養補給と消化の時間
  • 夜8時~朝4時:吸収と代謝の時間

このリズムに合わせると、夕食は夜8時までに食べ終えることが理想です。
また、睡眠の質を下げないためにも、寝る3時間前には食事を済ませておくのがベスト。たとえば、23時に就寝するなら、20時までには夕食を終えたいところです。



それでも遅くなってしまったら?

仕事や付き合い、子育てなどで、どうしても食事が遅くなる日もありますよね。そんなときは、「何を食べるか」がカギになります。

避けたいもの

以下のような食品は消化に時間がかかり、睡眠の質を下げる原因にもなります。

  • 揚げ物や脂っこい料理(唐揚げ、天ぷら、ラーメンなど)
  • 赤身の肉、加工肉(ステーキ、ウインナー、ベーコンなど)
  • 濃い味付けのもの(濃いめの丼ものや外食メニュー)
  • 炭水化物+脂質の組み合わせ(ピザ、カレーライスなど)

また、量にも注意が必要です。お腹いっぱい食べてしまうと、消化にエネルギーを使い、体は休まらなくなります。



夜遅いご飯におすすめの食材とメニュー

夜ご飯が遅くなったときは、**「消化の良さ」と「血糖値を急激に上げないこと」**を意識しましょう。

おすすめの食材

  • 白身魚や豆腐、卵白:低脂質で消化がよく、たんぱく質源として最適
  • 温野菜や野菜スープ:体を冷やさず、食物繊維で腸も優しくサポート
  • おかゆや雑炊:ごはんの量を控えながら、胃に優しく満足感も得られる
  • 納豆、ヨーグルト:発酵食品で腸内環境にもプラス

メニュー例

  • 豆腐と野菜の味噌汁+温かいおかゆ
  • 白身魚の蒸し焼き+ゆでブロッコリーと人参
  • 納豆とオクラのとろとろ丼(ごはん少なめ)
  • 具だくさん野菜スープ+ゆで卵1個

これらは胃腸に優しく、寝る前に食べても負担になりにくいメニューです。

◆ コンビニ・スーパーで買えるおすすめ惣菜

手軽に済ませたいときでも、ちょっと選び方を意識するだけで体にやさしい夜ご飯になります。

おすすめの惣菜・商品例

  • 冷ややっこ、温奴セット
     →消化が良く、タンパク質源として◎
  • サラダチキン(プレーンやハーブ)
     →低脂質&高たんぱく。温野菜やスープにトッピングしてもOK
  • 焼き魚(さばの塩焼き、鮭の塩麴焼きなど)
     →脂質が気になる場合は、少量を選ぶと良い
  • 野菜の煮物(ひじき、大根、人参など)
     →優しい味付けでビタミン・ミネラル補給に
  • おでん(卵、大根、こんにゃく、昆布)
     →胃腸にやさしく、夜遅くても安心
  • 味噌汁(インスタントでもOK)+小パックの納豆
     →体を温めながら、腸内環境にも良い組み合わせ
  • もち麦や雑穀入りのおにぎり(1個まで)
     →白米より血糖値が上がりにくく、少量で満足感あり

◆ ワンポイントアドバイス

コンビニやスーパーで選ぶときは「揚げ物・中華・濃い味のお弁当系は避ける」のが基本ルール。
パックのお惣菜やおでんコーナーは意外と使える優秀アイテムです。



無理に食べなくても大丈夫

「1日3食食べなきゃ」と思いがちですが、本当に空腹を感じていないなら無理に食べる必要はありません
空腹感が軽ければ、温かいお茶やお味噌汁だけでも十分なこともあります。

むしろ、食べることで眠れなくなってしまうなら、睡眠を優先するのがベストな選択です。



時間がない日は「小分け食べ」がおすすめ

どうしても夜にゆっくり食べる時間が取れなさそうな日は、昼〜夕方にかけて小分けで食べておくのもひとつの方法です。

たとえば:

  • 15時におにぎり1個
  • 17時にゆで卵と温野菜
  • 夜はスープだけで済ませる

このようにちょこちょこ食べにすると、血糖値の急上昇も防げ、消化への負担も軽減されます。



まとめ:大事なのは「整えること」

遅い時間の食事が続くときこそ、体のリズムにやさしく寄り添う工夫が大切です。

✔ 食べるなら量は控えめに
✔ 消化の良い食材を選ぶ
✔ 小分け食べも有効
✔ 空腹でなければ、無理に食べない選択も◎

完璧を目指すより、「ちょっと意識する」だけでも、体はちゃんと応えてくれますよ。

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