3つの幸せホルモンとうまく付き合って幸福度アップ♪

私たちが「幸せだなぁ」と感じるとき、脳の中では“幸せホルモン”と呼ばれる物質が分泌されています。
実は、この幸せホルモンには主に 3つの種類 があり、それぞれが違う形で私たちの心と体に影響を与えています。

今日はその3つのホルモンの特徴と、上手な付き合い方をご紹介します。



① ドーパミン ― やる気と達成感のホルモン

ドーパミンは、「快感」や「達成感」を感じたときに分泌されるホルモン。
目標を達成したときや、好きなことに夢中になっているときに分泌されやすく、
「もっと頑張ろう!」という意欲を高めてくれます。

ただし、刺激が強い分、依存や燃え尽きにもつながりやすいので、
小さな達成をコツコツ積み重ねることが大切です。



② オキシトシン ― 愛情と絆のホルモン

オキシトシンは、別名「愛情ホルモン」「絆ホルモン」とも呼ばれます。
人と触れ合ったり、優しい言葉をかけ合ったりすると分泌され、
安心感や信頼感を高めてくれる作用があります。

家族や友人、ペットとのスキンシップのほか、
マッサージや足つぼケアなどの“ぬくもりを感じる時間”でもオキシトシンは増えると言われています。



③ セロトニン ― 心の安定をつくるホルモン

セロトニンは、心を落ち着かせ、穏やかにしてくれるホルモン。
「幸せホルモンの要」とも言える存在です。
ストレスでイライラしたり、不安が強くなったりするときは、
セロトニンが不足しているサインかもしれません。



セロトニンを増やすポイント①:トリプトファンをとる

セロトニンは、体の中で「トリプトファン」という必須アミノ酸から作られます。
このトリプトファンは体内で作ることができないため、食事から摂ることが大切です。

トリプトファンを多く含む食品:
・豆腐、納豆、味噌などの大豆製品
・バナナ
・卵
・乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
・ナッツ類(特にアーモンド、くるみ)

これらをバランスよく食べることで、セロトニンの材料がしっかり整います。



セロトニンを増やすポイント②:腸を整える

セロトニンの約90%は腸で作られていることをご存じですか?
腸内環境が乱れていると、セロトニンの合成もうまくいかなくなります。

腸内環境を整えるには、
・発酵食品(ヨーグルト、キムチ、納豆など)
・食物繊維(野菜、果物、海藻、きのこ類)
を意識してとることがポイントです。

腸が整うと、心まで穏やかに整っていきます。



幸せホルモンと上手に付き合うために

「頑張る」ドーパミン、「つながる」オキシトシン、そして「整える」セロトニン。
この3つのバランスが取れていると、心の幸福度がぐっと高まります。

がんばるだけでも、癒すだけでもなく、
心と体のリズムに合わせて幸せホルモンを整えることが、毎日を心地よく過ごす秘訣です。



まとめ

幸せは、特別な出来事の中にあるわけではなく、
日々の小さな行動や心の持ち方で作り出すことができます。

バランスの良い食事、心地よいスキンシップ、そして穏やかな時間を意識して、
あなたの中の「幸せホルモン」を上手に育てていきましょう。