「運動しなきゃ」と思ってはいるけど…
「運動しなきゃ、と思っているけど、なかなか実行できない…」
「運動しよう、と思ってチャレンジしたけど、続かない…」
そんなお悩みのある方、けっこう多いのではないでしょうか?
うまく運動習慣がつくれないと、
「自分は根性が無くてダメだな」とネガティブにもなりがち。
ですが、運動が始められない(続けられない)原因は、
メンタルの問題ではなく「運動を始めるための準備」が整っていないだけかもしれません!
「運動したい!」と思える身体にする
心の中では、運動しなきゃ、と思っているのに、身体がなかなかついてこない。
そんな場合、心は「運動したい」と思っているのに対し、
肝心の身体が「運動したくない」と思っている可能性があります。
それは、身体が「運動できる状態」になっていないから。
身体が運動できる状態になっていないのに、気持ちだけでやろうとするのは無理があります。
仮に気合いをふり絞って、走ったり筋トレをしたりしてみても、身体が思うように動かない上に疲れやすく、大きなストレスがかかってしまいます。
大きなストレスがかかることは、脳が本能的に拒絶します。
心ではどんなに頑張ろうとしても、身体は言うことを聞いてくれません。
そのため、今まで運動習慣の無かった人が新しく運動を始めるためには、
まずは身体を「運動したい!」と思える状態にすることが必要です。
そのためにまず取り組んでいただきたいのが、ストレッチです!
ストレッチの効果
ストレッチと聞くと、「ケガの予防」や、「身体の柔軟性を高める」というイメージがあると思いますが、ストレッチによる効果はそれだけではありません。
血流が良くなる
身体が硬いと、筋肉の動き(収縮)も小さくなります。
筋肉には、血流の流れを促進するポンプとしての役目もあり、筋肉の動きが小さいとポンプの力も弱くなります。
ストレッチで身体の可動域を広げ、筋肉の収縮を大きくしてあげると、ポンプの力が高まり、血流の改善につながります。
特に下半身においては、ふくらはぎの筋肉の収縮がとても重要です。下半身のむくみや冷えが気になる方は、ふくらはぎのストレッチを積極的に行っていきましょう。
代謝が上がる
身体が硬いということは、関節の動きも狭いということです。
同じ運動をしたとしても、ダイナミックに大きく身体を動かせるのと、小さな動きしかできないのとでは、消費できるエネルギー量にも差があります。
また、歩くなどの日常動作でも、使える筋肉の量が変わってくるため、一日のトータルで見ると基礎代謝量も変わってきます。
身体が硬く、代謝が低い状態だと、なかなかダイエットの効果も出にくいです。
気持ちがリフレッシュする
ストレッチをして、気持ちよく筋肉を伸ばしていると、副交感神経が優位になります。
副交感神経は、おもに休息時に優位に働く自律神経。
心が落ち着き、気持ちがリフレッシュします。
おすすめは、寝る前の静かなストレッチ。じんわり身体を伸ばしほぐすことで、リラックス効果も高まり眠りにつきやすくなります。
姿勢が良くなる
筋肉を伸ばし、緩めてあげることで、身体のクセや歪みをリセットすることができます。
また、ストレッチのやり方によってはインナーマッスルの強化にもつながるため、正しい姿勢の維持にも効果が期待できます。
姿勢が良くなると、いざ運動を始めた時にもケガをしにくかったり、疲れにくくなったりと嬉しいメリットもあります。
疲労やコリの改善
ストレッチによる血流の改善や代謝UPの影響で、疲れも取れやすくなります。
筋肉を伸ばすことでコリの解消にもつながり、身体がより動かしやすい状態へと変わっていきます。
まずは週4日・短いストレッチから
ストレッチをすることで、様々な良い効果を得ることができ、身体の疲れや不調もどんどん減っていきます。
すると、自然と「運動してみようかな」という気持ちも湧き上がってきます。
その状態から少しずつ運動をスタートすれば、習慣にするのも難しいことではなくなっているはずです。
ただし、ストレッチもある程度継続しなければ効果が出ません。
まずは週4日を目標として、5分間ほどのストレッチをやってみましょう。
ストレッチに関しては、毎日行っても問題はなく、むしろ良いことしかないので、週4日がストレスなくできるようになったら日数を増やしてみたり、1回の時間を伸ばしたりしてみて下さい。
また、ストレッチには、ゆったりと筋肉を伸ばすだけの静的ストレッチと、反動も利用しながらリズミカルに行う動的ストレッチとがあります。
朝の時間帯に行うのであれば、体温をあげて身体を目覚めさせる動的ストレッチがオススメ。
夜の時間帯、特に寝る前に行う場合は、身体を興奮させずにリラックスしながらできる静的ストレッチがオススメです。
どの部位を伸ばすストレッチが良いかは、一概には言えませんが、はじめの内は自分が伸ばしたいところ(コリや疲れを感じているところ)からでOKです。
種類ややり方はネットで調べてみるとたくさんあるので、自分がやりやすいもの、気持ちよくできるものを見つけてみて下さいね。
まとめ
運動に限らず、脳はストレスを感じることに対して拒絶反応を起こします。
いきなり大きなストレスのかかるランニングや筋トレから始めるのではなく、簡単なストレッチから始めてみることで、ストレスフリーに運動習慣をつくっていきましょう。
ちなみに、5分のストレッチすらやる気が起きない…という方は、極度の疲労もしくはストレス過多の状態かもしれません。
無理せず早急に十分な睡眠と休養を取ってください!
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焦らず少しずつ、前へ進んでいきましょう!