足裏は、身体を支える「土台」

足裏は、毎日私たちの体重を支え続けています。歩く・立つ・走るすべての動作で負担がかかる部位であり、気づかないうちにダメージが蓄積していることも。

また、足裏は心臓から最も遠く、重力の影響で血流やリンパの流れが滞りやすく、老廃物も溜まりがちです。だからこそ、定期的なケアがとても大切です。



足裏の筋肉が硬いと、こんなデメリットが…

  • 衝撃吸収力が低下し、膝や腰への負担が増える
  • 足のアーチが崩れ、外反母趾や偏平足の原因に
  • 全身のバランスが乱れ、姿勢が悪くなることも

放っておくと、足だけでなく全身に不調が広がる可能性があります。



ゴルフボールでほぐすメリット

手軽で続けやすく、ピンポイントでコリやツボを刺激できるのがゴルフボールの良さ。
足裏の筋肉や筋膜をやさしく緩めることで、血流やリンパの流れを促進し、むくみや冷えの改善にもつながります。



ゴルフボールを使った足裏マッサージのやり方


足裏全体をほぐす
椅子や床に座り、ゴルフボールを足裏に置いて前後にコロコロ。足裏全体をゆるめていきます。

湧泉(ゆうせん)のツボを刺激
土踏まずの少し上、足の中央あたりにあるツボです。軽く押し当てるように転がしましょう。

湧泉の両サイドを縦にほぐす
足裏の縦ラインに沿って、ゴリゴリと心地よく感じる強さで転がします。

かかとの中心(失眠)を刺激
かかとの中央には「失眠(しつみん)」という安眠に効果的なツボがあります。ゆっくり円を描くように刺激しましょう。

ゴリゴリするところを重点的に
気になるコリがある場所は、無理のない範囲で丁寧に。

※立って行うと刺激が強くなりすぎることがあるため、最初は座って行うのがおすすめです。手で持って転がしてもOK。

手でのセルフマッサージ(もみほぐし)もGOODです♪


ゴルフボールマッサージの注意点

  • 体重をかけ過ぎない(痛みや炎症の原因になることも)
  • 長時間やらない(片足2〜3分程度が目安)
  • 痛すぎるのはNG!(気持ちいいと感じる強さで)
  • ケガや足底筋膜炎がある場合は避けましょう

ゴルフボールが硬いと感じたら、テニスボールなど柔らかいボールでも代用可能です


足裏以外にも使えるゴルフボール

ゴルフボールを使ったマッサージは、足裏以外の場所でもできます。

ふくらはぎ

むくみが気になる方は、ふくらはぎにもゴルフボールを当ててみましょう。

座った状態で、手のひらでゴルフボールをふくらはぎに押し当て、下から上へとコロコロ転がしていきます。
詰まった老廃物を、上へ上へと流していくイメージで行うようにすると良いでしょう。


膝の裏

膝の裏には、リンパ節というリンパ管が集まってくる場所があります。ここをほぐしてあげることでリンパの流れが良くなり、むくみの改善につなげることができます。

膝の裏でゴルフボールを挟み、しっかり膝を曲げていきます。

椅子に座ったままやる場合は、片脚を椅子の上に立てて、膝の裏にゴルフボールを挟み、両手を使って太ももを胸へ寄せていくイメージです。
床に座ってやる場合は、体育座りの要領で行うのが良いでしょう。



最後に…

足裏ケアは、続けることでじわじわと身体全体の変化を感じやすくなります。テレビを見ながら、寝る前の習慣に、ぜひ取り入れてみてくださいね。