足裏は、身体を支える「土台」
足裏は、毎日私たちの体重を支え続けています。歩く・立つ・走るすべての動作で負担がかかる部位であり、気づかないうちにダメージが蓄積していることも。
また、足裏は心臓から最も遠く、重力の影響で血流やリンパの流れが滞りやすく、老廃物も溜まりがちです。だからこそ、定期的なケアがとても大切です。

足裏の筋肉が硬いと、こんなデメリットが…
- 衝撃吸収力が低下し、膝や腰への負担が増える
- 足のアーチが崩れ、外反母趾や偏平足の原因に
- 全身のバランスが乱れ、姿勢が悪くなることも
放っておくと、足だけでなく全身に不調が広がる可能性があります。

ゴルフボールでほぐすメリット
手軽で続けやすく、ピンポイントでコリやツボを刺激できるのがゴルフボールの良さ。
足裏の筋肉や筋膜をやさしく緩めることで、血流やリンパの流れを促進し、むくみや冷えの改善にもつながります。

ゴルフボールを使った足裏マッサージのやり方

① 足裏全体をほぐす
椅子や床に座り、ゴルフボールを足裏に置いて前後にコロコロ。足裏全体をゆるめていきます。
② 湧泉(ゆうせん)のツボを刺激
土踏まずの少し上、足の中央あたりにあるツボです。軽く押し当てるように転がしましょう。
③ 湧泉の両サイドを縦にほぐす
足裏の縦ラインに沿って、ゴリゴリと心地よく感じる強さで転がします。
④ かかとの中心(失眠)を刺激
かかとの中央には「失眠(しつみん)」という安眠に効果的なツボがあります。ゆっくり円を描くように刺激しましょう。
⑤ ゴリゴリするところを重点的に
気になるコリがある場所は、無理のない範囲で丁寧に。
※立って行うと刺激が強くなりすぎることがあるため、最初は座って行うのがおすすめです。手で持って転がしてもOK。

手でのセルフマッサージ(もみほぐし)もGOODです♪
ゴルフボールマッサージの注意点
- 体重をかけ過ぎない(痛みや炎症の原因になることも)
- 長時間やらない(片足2〜3分程度が目安)
- 痛すぎるのはNG!(気持ちいいと感じる強さで)
- ケガや足底筋膜炎がある場合は避けましょう
ゴルフボールが硬いと感じたら、テニスボールなど柔らかいボールでも代用可能です◎

足裏以外にも使えるゴルフボール
ゴルフボールを使ったマッサージは、足裏以外の場所でもできます。
ふくらはぎ
むくみが気になる方は、ふくらはぎにもゴルフボールを当ててみましょう。
座った状態で、手のひらでゴルフボールをふくらはぎに押し当て、下から上へとコロコロ転がしていきます。
詰まった老廃物を、上へ上へと流していくイメージで行うようにすると良いでしょう。

膝の裏
膝の裏には、リンパ節というリンパ管が集まってくる場所があります。ここをほぐしてあげることでリンパの流れが良くなり、むくみの改善につなげることができます。
膝の裏でゴルフボールを挟み、しっかり膝を曲げていきます。
椅子に座ったままやる場合は、片脚を椅子の上に立てて、膝の裏にゴルフボールを挟み、両手を使って太ももを胸へ寄せていくイメージです。
床に座ってやる場合は、体育座りの要領で行うのが良いでしょう。


最後に…
足裏ケアは、続けることでじわじわと身体全体の変化を感じやすくなります。テレビを見ながら、寝る前の習慣に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
